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ゲルマン祖語

*fōts

英語での現れ方

ゲルマン諸語に共通する「足」の語で、ラテン語 pēs・ギリシャ語 πούς と同じ印欧語根にさかのぼる。英語では foot の綴りが固定し、複合語の作り方も単純で、前に置けば「足で〜する物・足のための物」(footwear・footrest・footboard・footplate・footlocker・footlights・footpad・footbridge・footpath)、後ろに置けば「そういう足の」(barefoot・flatfoot・clubfoot・clawfoot・webfoot・splayfoot・tenderfoot・forefoot)となる。位置を言う afoot・underfoot、動詞の pussyfoot も同じ列。

比喩の広がりは大きく分けて三方向。長さの単位としての foot(footage・ft)、立場や支えとしての foot(footing・foothold・footwall=断層の下盤)、そして歩みや跡としての foot(footstep・footprint・footfall・footing)。footnote は「ページの足元に置く注」、footloose は「足がほどけている→束縛されない」で、いずれも身体の足から場所や状態へ意味が移った例。footballer・footed・barefooted のような派生も規則的なので、複合語の前後関係さえ読めればほぼ意味が取れる語群といえる。