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ゲルマン祖語

*nainaz

英語での現れ方

「〜でない」と「一つ」が結びついた語とされ、原義は「一つもない」。英語では nothing(nān þing=何一つない)にその古い姿がそのまま残り、nothingness・nothings のように名詞として扱われる。否定の語が名詞になり、さらに抽象名詞の語尾まで取るのが面白いところ。

non の形は、後ろの語を評価抜きで打ち消す接頭辞として働き、nonlinear・nonessential・nonpayment・nonvolatile・nonsteroidal のように専門語をいくらでも作れる。un- や in- が非難の色を帯びやすいのに対し、non- は中立に否定するので、事実として「〜でない」と言いたいときはこちらを選ぶとよい。