EnglishBattle

印欧祖語

*ser-#-3

英語での現れ方

ラテン語 serō は「並べてつなぐ」。ここに接頭辞が付いて動詞群ができた。in-(中につなぐ→挿入する)が insert、ad-(〜へ向けてつなぐ→言い切る)が assert、ex-(外へ出す→発揮する)が exert、dis-(つないだ話をほどいて論じる)が dissertation、de-(つながりを断つ)が desert(見捨てる)。desert は「見捨てられた土地=砂漠」の名詞にもなり、deserter(脱走兵)・deserted(人けのない)と続く。

もうひとつの流れは、同じ動詞から出た名詞 sors(並べて引くくじ→運命・種類)。これが古フランス語 sorte を経て sort(種類・分類する)になり、assort(種類ごとに分ける)・assortment(詰め合わせ)・resort(頼みの綱・行楽地)・consort(連れ合い)・consortium(運命を共にする集まり→共同事業体)へ広がった。sermon は「言葉を連ねること→説教」、serried は「ぎっしり並んだ」。sert なら「差し込む・言い張る」、sort なら「くじ・種類」と二筋に分けて読むと迷わない。