「chemotherapy」は、1906年にドイツの生化学者パウル・エールリッヒが造ったドイツ語「Chemotherapie」に由来し、これは「chemo-」（化学）と「-therapie」（治療）から成ります。「chemo-」はギリシャ語の「khēmeia」（錬金術）に由来し、「khēmeia」は印欧祖語の「*gheu-」（注ぐ）に遡ります。「-therapie」はギリシャ語の「therapeia」（治療）に由来し、「therapeia」は印欧祖語の「*dher-」（支える、保持する）に遡ります。この語源から、「chemotherapy」は「化学物質による治療」を意味し、特にがん治療において使用されるようになりました。