ゲルマン祖語
*beudaną
差し出す
to offer
英語での現れ方
元は「差し出す・申し出る・告げ知らせる」で、英語では母音が i になった bid が中心。競売の bid(値を申し出る)、bidder・outbid・overbid・underbid(申し出を上回る/下回る)は「差し出す」の側、forbid(前に立てて告げる→禁じる)と forbidden は「告げる」の側にあたる。biddable は「言われたとおりにする→素直な」で、命令として告げられたことに従う像。
母音が o・u になった bod / bud は「告げ知らせ」の名詞側で、bode・boding は前触れが何かを告げること(多くは悪い知らせ)、abode はもともと「留まること」から住まいへ移った語。ombudsman は北欧語で「委任の代理人」を意味した語をそのまま借りたもので、bid と同じ骨格が保たれている。beadle(教会や大学の触れ役)は文字どおり「告げる人」で、意味と形の両方でこの家族の性格を残している。