印欧祖語
*bʰéwdʰeti
目覚めている
to be awake
英語での現れ方
もとの意味は「目を覚まさせる・気づかせる」で、そこから「相手に知らせる」「差し出して申し出る」へ展開したとされる。英語に届いたのはゲルマン語を通った道筋だけなので、ラテン語系の学術語には現れず、日常語の顔をしている。bid は値を申し出る・命じるの両方に使われ、forbid は「前に向かって告げる」から禁止へ、biddable は告げられたとおりに動くことを言う。
名詞側の bod / bud は「告げ・知らせ」で、bode は前触れが何かを予告すること、boding はその不吉な予感を指す。ombudsman は「委任されて代弁する人」を表す北欧語からの借用で、b+d の骨格が古い形のまま残っている珍しい例。beadle は共同体に知らせを触れて回る役職名。d や dh の音が英語で d のまま残るのはゲルマン語系の特徴なので、bid の形を見たら本来語だと見当をつけてよい。