EnglishBattle

ゲルマン祖語

*bautaną

英語での現れ方

ゲルマン祖語の「打つ」がそのまま beat になった。動詞は「叩く」から「打ち負かす」「(心臓が)脈打つ」まで広がり、名詞では音楽の拍を指す。複合語は打つ対象を前に置く型(drumbeat・heartbeat)と、拍の位置を示す型(offbeat・downbeat・upbeat・backbeat)に分かれ、後者は比喩に転じやすい。offbeat は「拍からずれた→型破りな」、upbeat は「上向きの拍→明るい」で、音楽の知識がそのまま語感につながる。

過去分詞 beaten を含む unbeaten(無敗の)・unbeatable(打ち負かせない)は勝負の側の意味で、beatable はその逆。browbeat は「眉で威圧する→どなりつける」、eggbeater は道具の名。フランス語を経た buttress(控え壁)は「押し当てて支えるもの」から来たとされ、動詞では「補強する」の意味で論説文にもよく出る。beat は beat-beat-beaten と過去形が原形と同じ形になる点に注意したい。