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イタリック祖語

*pungō

突く

to prick

英語での現れ方

ラテン語 pungō(突き刺す)と、その完了分詞 pūnctus から広がった家族。学術寄りの punct はほぼ字義どおりで、puncture(穴を開ける)、acupuncture(鍼)、venipuncture(静脈穿刺)、punctum。抽象化すると「点」の意味になり、punctuation は文に点を打つこと、punctilious は細かい点にこだわること、compunction は「良心が刺すこと→呵責」。

中性形の pūnctum(刺した点)がフランス語を経て point になり、英語で最も語数の多い枝を作った。位置を示す複合語(midpoint・endpoint・checkpoint・standpoint・viewpoint・flashpoint・gunpoint)、先端を示す複合語(ballpoint・spearpoint・needlepoint・silverpoint)、動詞的な pinpoint(正確に突き止める)が並ぶ。

現在分詞 pungēns からは pung で、pungent(鼻を刺すような・辛辣な)と pungency。expunge は「印を打って消す」からとされ、消去の意味になった。フランス語を経た poignant は「胸を刺す→痛切な」。打つ動作の punch や、拳闘家を意味する pugilist もこの「突く」から出ているとされる。共通の芯は「鋭く突く」で、そこから「点」と「刺激」の二方向に読むとよい。