古英語
for-
離れて・誤って・すっかり
away, wrongly; utterly
除去・禁止・強意の動詞を作る
英語での現れ方
- forgforget・forgotten・forgettable・unforgettable・unforgettably・forgive・forgiveness・forgiving・forgivable・unforgivable・unforgivably・unforgiving・unforgivingly・forgo・forgoing
- forbforbid・forbidden・forbear・forbearance
- forsforsake・forsaking・godforsaken・forswear
- forlforlorn・forlornly
- frefret・fretful・fress・freight・airfreight
古英語で動詞の頭に付いた接頭辞で、意味は三通りに分かれる。第一に「離れて・なくして」で、forget(つかまえておくのをやめる→忘れる)・forgo(無しで済ませる)・forsake(見捨てる)・forlorn(すっかり失われた→わびしい)。第二に「禁じる・拒む」で、forbid(禁じる)・forbidden・forswear(誓って捨てる)・forbear(差し控える)・forbearance。第三に「すっかり・徹底的に」で、forgive は「すっかり与える→許す」、fret はもともと「食い尽くす」で、そこから「すり減らす・いらだつ」に移った。fretful はその形容詞。
読解上いちばん大事なのは、よく似た fore-(前もって・先に)との区別。forgo(無しで済ませる)と forego(先に行く)、forbear(差し控える)と forebear(先祖)は綴りが一字違いで意味がまったく違うため、文脈で確かめる必要がある。また、この接頭辞は現代英語では新しい語を作らず、上に挙げた古い動詞に化石として残っているだけなので、for- を見ても分解せず語ごと覚えるほうが実際的。freight や fress のように、同じ接頭辞の大陸ゲルマン語形を含む語がオランダ語・ドイツ語系から入ってきたとされる例もあり、その場合 for- の形は表面に出ていない。
この語源をもつ英単語
- airfreight航空貨物・空輸する
- forbear慎む
- forbearance忍耐
- forbearing忍耐強い
- forbid禁止する
- forbidden禁じられた
- forbidding不気味な
- forebear
- foregoあきらめる
- forfend防ぐ
- forget忘れる
- forgetful物忘れしやすい
- forgetfully忘れっぽく
- forgetfulness忘却
- forgettable忘れやすい
- forgivable許すことができる
- forgive許す
- forgiveness許し
- forgiving寛大な
- forgo放棄する
- forgoing放棄
- forlorn孤独な
- forlornly悲しそうに
- forsake見捨てる
- forsaken
- forsaking放棄する
- forswear誓って放棄する
- freight貨物
- fressガツガツ食べる
- fret心配する・心配
- fretful心配な
- godforsaken不毛な
- unforbearing我慢しない
- unforgettable忘れられない
- unforgettably忘れがたいほど
- unforgivable許すことができない
- unforgivably容赦なく
- unforgive
- unforgiving無慈悲な
- unforgivingly厳しく