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イタリック祖語

*gezō

英語での現れ方

ラテン語で「運ぶ・身に帯びる・行う」を表した動詞と、その完了分詞から出た一族で、英語では gest の綴りに集まっている。接頭辞が方向を決めるのが読み方のコツで、下から差し出す suggest(提案する。suggestion・suggestive・suggestively・suggestible・suggester)、ばらばらに分けて運ぶ digest(消化する・要約。digestive・digester・undigested・predigested)、中へ運び入れる ingest・ingestion(摂取)、一か所に運び集める congestion(混雑・うっ血)が並ぶ。身体を「運ぶ」側から来たのが gesture(身ぶり)で、gestural・gesticulating も同じ発想。

もう一つの現れ方が regist で、「元へ書き戻す」から来たとされ、register・registration・registry・registered・unregistered と手続きの語彙を作る。戦争を「帯びている」ことをいう belligerent(交戦中の・けんか腰の)、belligerence・belligerency・belligerently もこの一族。文法用語の gerund(動名詞)は「行われるべきもの」を意味したラテン語から来ている。注意したいのは、gest の綴りを持つ語でも意味の距離が大きいこと。suggest と digest と congestion は「運ぶ方向」だけが違うと理解すると整理しやすい。