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西ゲルマン語

*rādan

英語での現れ方

古英語 rǣdan は「助言する・取り計らう・言い当てる」で、文字を「解き明かす」ことから今の read(読む)になった。派生は日常語の中心を占め、reader・reading・readable・readability・unreadable・unreadably・readership、繰り返しや誤りを言う reread・misread・misreading、場面を限る proofread・proofreader・lipreading・newsreader・unread が並ぶ。古い「助言」の意味は rede / riddle に残り、rede は古風な「忠告する」、riddle は「解かせるもの=なぞなぞ」。

接頭辞の付いた形からは dread が出た。古英語で「〜について思いめぐらす」だった語が「恐れる」に固まり、dreaded、何も恐れぬものを意味した dreadnought、dreadlock を作った。「読む」と「恐れる」が同じ語から出たと聞くと意外だが、間に「心の中で言葉を巡らせる」という段階を置くと橋が渡る。read に文字を追う以外の「様子を読み取る」用法があるのも、この古い意味の名残。