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中期フランス語

-e

英語での現れ方

フランス語で名詞や女性形をつくった語尾が、十九世紀の化学の命名法にそのまま取り込まれた。塩基性の物質(アルカロイド)には -ine が付き、morphine・nicotine・codeine・xanthine・asparagine のように「〜イン」と読む語をつくる。中性の物質や天然物には -in が使われ、glycerin・casein・stearin・lecithin・endorphin・niacin のように e が落ちる。dentin と dentine、glycerin と glycerine のように両方の綴りが行われる語もあり、一般に -ine が英国式、-in が米国式の傾向。

同じ語尾は食品や織物、色の名にも残っていて、margarine(マーガリン)・grenadine(ザクロシロップ)・clementine(クレメンタイン)・terrine(テリーヌ)・tureen(スープ鉢)・brunette(褐色の髪の)・aventurine(砂金石)はフランス語の形をほぼそのまま借りたもの。新しい薬品名では -one(naloxone・hydromorphone・amiodarone)のように別の語尾で作り分けるので、語末が -ine / -in か -one かは「どんな種類の物質か」を見分ける手がかりになる。