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印欧祖語

*bʰeyh₂-

打つ・切る

to strike, to cut

英語での現れ方

語根の中心は「打つ・切る」。ゲルマン語では「切り取られたもの」から骨を指すようになったとされ、英語には bone として定着した。日常語としての幅は広く、部位を表す backbone・breastbone・cheekbone・jawbone・thighbone、状態を表す boneless・boned・deboned、比喩の lazybones や crossbones まで作る。派生形は bon で、bony(骨ばった)、bonehead(石頭)、bonfire(骨を焼く火)が代表。

一方、「打つ」という元の意味を保っているのが bane で、古英語 bana(殺す者)に遡り、現在は「破滅のもと・悩みの種」を指す(the bane of one's life)。骨(切り取られたもの)と bane(打ち殺すもの)が一つの語根から分かれた、と押さえておくと、意味の離れた二語を同時に記憶できる。なお bonny・bonnie は綴りが似ているだけの別系統。