ラテン語
red-
後ろへ・再び
back; again
戻る・繰り返す意を添える
英語での現れ方
- redeemredeem・redeemer・redeemable・redeeming・redeemed・unredeemed・irredeemable・unredeemable
- redactredact・redactor・redaction
- ransomransom・ransomed
「元へ・再び」を表す re- の変異形で、ラテン語では主に母音の前で使われた。redeem は「代金を出して買い戻す」が原義で、質草や証券を請け出す意味と、宗教で「罪から救い出す」意味の両方を持つ。名詞は redemption、救い手が redeemer。redeemable(買い戻せる・救いようのある)に対し、irredeemable・unredeemable は「買い戻せない・救いようがない」。unredeemed は「まだ買い戻されていない・引き換えられていない」で、できないことと未実行を区別する。redeeming は「(欠点を)埋め合わせる」の意で使う形容詞。
redact は「元へ引き戻す→まとめる」から「編集する」、現代では「公開する文書などの一部を伏せる」意でよく使われ、redactor(編集者)、redaction(編集・墨消し)が対応する。ransom は redemption と同じラテン語がフランス語を経て形が変わった二重語で、「身代金(を払って取り戻すこと)」を指し、ransomed も同じ。redolent は red- が「すっかり」と動作を強める用法で、「香りが立ちこめる→(何かを)思わせる」の意になる。「買い戻す」「編集する」「香りがする」の枝を分け、今の用法と一緒に覚えよう。