印欧祖語
*seh₂g-
たどる・追う
to trace, to follow
英語での現れ方
- seek / sought / seechseek・seeker・seeking・sought・unsought・beseech・beseeching
- sakesake・namesake・keepsake・forsake・forsaking・godforsaken
- sackransack・ransacked・ransacking
- sagsagacious・sagacity・presage
- heghegemon・hegemony
- exegexegesis・exegete
ゲルマン語系の本来語では seek(探し求める)が中心で、過去形・過去分詞は sought と形が大きく変わる(unsought は「求めもしないのに来た」)。be- が付いた beseech は「求め続ける→懇願する」で、beseeching は「すがるような」。名詞の sake はもともと「訴え・言い争い」を表し、そこから for the sake of(〜のために)という言い方が生まれた。namesake(同じ名を持つ人)・keepsake(取っておく品→形見)はこの sake の合成で、forsake は「争って離れる→見捨てる」、godforsaken は「神にも見捨てられた」。
北欧語 rannsaka(家を捜索する)が入った ransack は「家探しする→荒らし回る」で、その崩れた形が ramshackle(家探しされたような→がたのきた)だとされる。ラテン語 sāgiō(嗅ぎ分ける)からは sag の形で sagacious(勘の鋭い・賢明な)・sagacity・presage(前もって嗅ぎつける→前兆となる)。ギリシャ語 ἡγέομαι(先に立って導く)からは heg の hegemon・hegemony(主導権・覇権)と、exeg の exegesis(意味を導き出すこと→(聖書)注解)・exegete が来ている。「追跡する」という一点から、探す・求める・見抜く・導くまでが説明できる。