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印欧祖語

*kh₂eyd-

切る・断つ

to cut, to hew

英語での現れ方

この語根は「鋭い道具で物質を切り分ける」という意味をもつとされ、ラテン語 caedō(切る)を経た cise / ciscid / cide の形で多く現れる。precise(前もって切り分けた→正確な)、concise(切り詰めた→簡潔な)、incise(切り込む)、excise(切り取る)、decide(切り分けて決める)のように、接頭辞との組み合わせで意味が広がる。precision・precisely、incisive・incision、decision・decisive なども同じ系列に属する。

ラテン語の cide は「〜を切る・殺すもの」を表す語尾になり、homicide(人を殺すこと)、genocide(集団を殺すこと)、suicide(自分を殺すこと)、pesticide・germicide(害虫や微生物を殺す薬剤)のように現れる。sciss は scissors・scissor に見られ、cement は切り出した石を指したラテン語を経て cement・cementum に残る。ゲルマン語系では hit が hit・hitting・hitman のように現れ、chisel もこの「切る」系列に連なる語として挙げられる。