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後期ラテン語

-issa

男性名詞から女性名詞を作る

英語での現れ方

ギリシャ語で女性を表した語尾が後期ラテン語に取り込まれ、そこからフランス語 -esse を経て英語に入った。だから英語で -ess が付く語の多くは、フランス語やラテン語から来た借用語である。empress(imperator の女性形)・countess・princess・prioress・deaconess のように、教会や宮廷の身分を表す語が古い層をなす。

いったん英語に定着すると、この語尾はゲルマン系の語にも付くようになった。god → goddess、heir → heiress、shepherd → shepherdess、seamster → seamstress、school + mistress → schoolmistress がその例で、借用語尾が自前の語にも広がったことがわかる。動作主の -er / -or には -ress の形で付き(actress・waitress・huntress・murderess・enchantress)、母音が落ちるぶん綴りが短くなる。ただし現代では性別を示す語尾そのものが避けられており、authoress・poetess・manageress のような語は辞書に載っていても実際にはほとんど使われない点に注意したい。