EnglishBattle

印欧祖語

*gʷih₃wós

英語での現れ方

古英語 cwic は「生きている」で、いまの quick(速い)は「生き生きした→素早い」へ移った意味。古い意味は複合語に残っていて、quicksand は「生きているように動く砂→流砂」、quicksilver は「生きた銀→水銀」、quicklime は生石灰、quicken はもと「生き返らせる」で、いまは「速める・活気づく」。quickening・quickness・quickie(quicky とも綴る)・quickstep も同じ枝。

コツは「速い」より先に「生きている」を置くこと。そうすれば quicksand・quicksilver の quick が読める。ラテン語 vīvus(生きた)の枝は viv で、vivarium(生き物を飼う施設)・viviparous(卵でなく子を産む)。ケルト語の枝では「命の水」がアイルランド語・スコットランド語を経て whisk となり、スコットランド綴りの whisky とアイルランド・アメリカ綴りの whiskey に分かれた。couch grass(しつこく生える雑草)の couch も cwic 由来とされ、座る couch とは別語である。