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印欧祖語

*teḱ-

産む

to beget

英語での現れ方

印欧祖語の teḱ(生み出す・作る)は、ギリシャ語 τέκτων(職人・建築家)や τέχνη(技術)を経て、英語の tech / techno に現れる。technology・technique・technical・technological は、いずれも「作るための知識や技術」という方向に意味が広がった語である。τέκτων に由来する tect も tectonic・architectonic に残り、建築や構造に関わる語を形作る。

ラテン語 texō(織る・作る)からは text が生じ、textile・texture・text・textbook・pretext・hypertext のように、織物から「組み立てられたもの」「書かれたもの」へ意味が展開した。ギリシャ語 ἀρχιτέκτων を経た arch は architect・architecture に現れる。一方、subtilis とそのフランス語形を経た subt / sotel は、もともと細かく作られたものというイメージから subtle・subtlety・subtilize などにつながるとされる。

同じ系統には、作る・生み出すという古い意味を背景にした toc(tocopherol・tocology)や、ゲルマン語系の thist(thistle・thistledown)、than(thane・thaneship)も含まれる。英語では tech が「技術」、text が「織り上げたもの・文章」、arch が「建築を作る人やもの」のように、それぞれ異なる分野へ専門化している。