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イタリック祖語

*eksteros

英語での現れ方

イタリック語で ex(外へ)に比較の語尾が付いてできた語で、ラテン語ではこれが名詞・形容詞・副詞・前置詞をまとめて担った。英語に入るときは形ごとに役割が分かれ、副詞・前置詞の extrā は接頭辞 extra- に、形容詞 externus は external、比較級 exterior は exterior、最上級 extrēmus は extreme になっている。extrēmitās からの extremity は「先端」と「手足」の両方を指す。

extra- は結合の自由度が高く、後ろに形容詞を置くだけで「〜の外の」を作れるので、extragalactic・extraterrestrial・extracellular・extrasensory のような専門語が今も増えている。一方、俗ラテン語で「外から来た」を表した extrāneus は民間の道を通ったため綴りが崩れ、strange・stranger・estrangestray・astray・straying という、見た目には ex- を残さない語群になった。同じ語からできた硬い extraneous(本題と関係のない)と柔らかい strange を並べて覚えると、語源の道筋が実感できる。