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ゲルマン祖語

*draganą

引く、運ぶ

to pull, carry

英語での現れ方

ゲルマン語の「引く・運ぶ」がそのまま英語の draw になった。動作としての「引く」(draw a cart)から、「線を引く→描く」(drawing)、「引き出す」(drawer・drawee)へと自然に広がる。前に副詞・接頭辞を置くと方向が決まり、withdraw(後ろへ引く→撤退する・引き出す)、outdraw(相手より速く抜く・より多く集める)、overdraw(引き出しすぎる)。drawbridge・drawstring・drawbar は道具の名で、いずれも「引いて動かす」仕掛けを指す。

同じ動詞の名詞形が draught(英式)/ draft(米式)で、「一度に引くこと・引く力」が出発点。そこから樽から引く draught、盤上の駒を引く draughts、引き込む隙間風(draughty・drafty)、引き抜く徴兵(draftee)、線を引く製図と下書き(draftsman・draughtsman・drafting・redraft)、上昇下降する気流(updraft・downdraft)、口座から引き出す overdraft が分かれた。コツは、draw の派生語では「何をどこへ引くのか」を接頭辞から読むこと。