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印欧祖語

*spondéyeti

英語での現れ方

この語はラテン語で「誓約する」を意味する動詞になり、その完了分詞から名詞形が作られた。そのため英語では、動詞に spond、名詞・形容詞に spons という綴りの使い分けが残っている。respond(応答する)と response(応答)、responder(応答者)と responsible(責任のある)を並べると規則が見える。responsible は「答えねばならない立場にある」が原義で、responsibility・responsibly、否定の irresponsible・irresponsibility・irresponsibly、やや硬い responsibleness まで同じ発想。correspond は「互いに応じる」から「一致する」と「文通する」の二つの意味を持ち、despond は「約束を投げ出す→意気消沈する」で despondent・despondency となる。transponder は受信して応答する装置で、transmitter と responder を縮めた合成語。

「約束する」という原義が最も生々しく残るのが spous の系統で、婚約した相手を表すラテン語から spouse(配偶者)、spousal、espouse・espousal が出た。espouse は結婚から転じて「考えを採用し支持する」に使われるのが現代の主用法。同じく「引き受けて保証する人」が sponsor で、sponsorship・cosponsor と広がる。イタリア語経由の riposte(機知に富んだ言い返し)も response と同源とされ、意外な仲間として覚えておきたい。