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印欧祖語

*h₁rewdʰ-

赤い

red in colour

英語での現れ方

本来語の red は、色名として複合語を無限に作れる。redhead・redneck・redcoat・redwood・redbreast・redwing・redshank・redbud のように「赤い〜」を前に置く型が中心で、動詞は redden、形容詞は reddish、光学では infrared(赤の下→赤外)・redshift(赤方偏移)。同じ語根の別の枝が rust・rusty・russet(赤茶の錆・色)と ruddy・rudd・ruddle で、「赤み」が錆や血色の語になっている。

ラテン語 ruber からの rub は学術語に多く、rubric(赤字で書いた見出し)、rubella(赤い発疹→風疹)、rubidium(赤い輝線から名づけた元素)、ruby。同じくラテン語 rōbur(赤みの強い堅い木=樫)からは rob の robust(樫のように頑丈な)と corroborate(強める→裏づける)が出ていて、色から強さへ意味が移った例になる。ギリシャ語 ἐρυθρός は医学語の erythr で、erythrocyte(赤血球)・erythema(紅斑)・erythropoietin。rouge・roux はフランス語から入った形。