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印欧祖語

*gʰóstis

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英語での現れ方

もとの意味は「よそから来た人」で、そこから正反対の二筋に分かれたのがこの家族の面白いところ。「敵」に傾いた側がラテン語 hostis で、hostile(敵意のある)・hostility・hostilities(交戦状態)を生み、host が「軍勢・大群」を指す用法もここに連なるとされる。「客をもてなす側」に傾いたのが hospes で、hosp の形で hospital(もともとは巡礼や病人を泊める施設)・hospitality(もてなし)・hospice・hospitalize・hospitalization を作った。host が「主人」、hostage が「(引き渡された)人質」となるのも、客と敵が地続きだった名残である。

コツ・注意は綴りの見分け。o の後が -sp なら「もてなす」側、-st なら「敵・主人」側とおおむね分けられる。同じラテン語 hospitāle が古フランス語を経て hostel(宿)となり、その s が落ちた形が hotel で、hotelier もそこから。つまり hospital・hostel・hotel は一つの語の三つの姿である。語頭の h が落ちた ostler(厩番)は hostler の異形、spittle は hospital が縮まった spital 系の古語(唾を意味する語とは別)。hostelry は宿屋を指す古風な語。