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印欧祖語

*slak-

打つ

to strike

英語での現れ方

中心の意味は「打つ」。ゲルマン語の「打つ」動詞から slay(打ち殺す)・slayer・slaying・slain が出て、その名詞形を含む複合語が manslaughter(人を打ち殺すこと→故殺)、勢いよく打ちかかるのが onslaught(猛攻)、打つ道具そのものが sledge(大槌)である。ここまでは意味が素直につながる。

もう一つの筋が「動きが鈍い」側で、slow・slower・slowest・slowly・slowing・slowness と、その性質を名詞にした sloth(怠惰・ナマケモノ)・slothful がここに属するとされる。さらに北欧語を経由した sly(打つ腕がある→抜け目ない)・slyly と、その名詞にあたる sleight(sleight of hand の「手際」)も同じ根から出たとされる。コツは、sl- で始まる語に出会ったら「打つ」か「のろい」かの二択を当ててみること。注意点として、slowpoke の後半は別語で、slow の側だけがこの家族に属する。