英単語「possess」は、ラテン語の「possidere」（所有する）に由来し、これは「potis」（力のある、主）と「sedere」（座る）から構成されています。「potis」は印欧祖語の「*poti-」（主人、支配者）に遡り、「sedere」は「*sed-」（座る）に由来します。この語源から、「possess」は「主として座る」、すなわち「所有する」という意味合いを持ち、現在の「所有する」「取り憑く」という意味に繋がっています。

possess は ラテン語possideō(土地の所有権がある)に由来し、「所有する」と和訳されることが多い単語です。
have より硬く、所有権を感じさせる、法的なニュアンスもあります。

possess は特に資産・資本に対し使われることが多いです。
ここでいう資産とは、金融資本(現金・土地・不動産など)に限らず、文化資本(能力・技能・資格など)や社会資本(人的な繋がり)を含みます。

possess を「所有する」の意味で使われる場合、セットで使われやすい単語は

• ability 能力
• power 力
• knowledge 知識
• skills 技術
• nuclear weapons 核兵器
• property 不動産

などです。

同様に、「取りつく」の意味で使われる場合、セットで使われる単語は

• demon 悪魔・鬼
• spirit 精霊・悪霊
• devil 悪魔

などです。
日本人としては馴染みが薄いキャラクター(？)に取りつかれる場合に使われることが多いということですね。