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ゲルマン祖語

*leuhtaz

明るい

bright

英語での現れ方

ゲルマン語で「明るい」を意味した形容詞が、英語では品詞をまたぐ万能語 light になった。形容詞(明るい)、名詞(光・明かり・信号)、動詞(火をつける)のどれでも使い、複合語では「光そのもの」と「光を出す道具」の両方を指す。前者が daylight・twilight・moonlight、後者が lighthouse・lightbulb・lightship・floodlight・torchlight・penlight。建築では skylight・fanlight・quarterlight のように採光の開口部を表す。動詞の過去分詞 lit は「〜に照らされた」形容詞を作り(floodlit・twilit)、alight は「燃えて・輝いて」の意味の叙述用法。

派生の中心は lighten(明るくする)と、そこに en- が付いた enlighten。後者は物理的な光ではなく知性の比喩に使われ、enlightening(ためになる)・enlightened(見識のある)・unenlightened・unenlightening と広がり、名詞 enlightenment は十八世紀の思想運動を指す固有の用法を持つ。lite は綴りを簡略化した現代的な形。学習上の落とし穴は、同じ形で「重くない」を表す別語源の light が存在すること。lightweight・lighthearted・lightheaded・lightheadedness・lightness・lightly はその系統で、明るさとは関係がない。lighten と lighter は両方の意味を持ち得るので、周囲の語から判断したい。