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ゲルマン祖語

*hlaibaz

パン

bread

英語での現れ方

ゲルマン語で「パン」を指した語で、パンそのものは loaf(一斤のパン)・meatloaf に残る。古英語で「パンを守る者」を意味した複合語が縮まって lord、「パンをこねる者」が lady になったとされ、どちらも家の食料を握る者=主人・女主人という発想。ここから landlord / landlady(土地や宿の持ち主)、warlord(軍閥の長)、overlord(上位の君主)、lordly・lordship・ladylike・unladylike が派生した。ladybug・ladybird の lady は聖母を指すとされる。

ラテン語側では com-(共に)と結んだ語から compan が生まれた。「パンを共にする者」が companion(仲間)で、companionship(交友)、companionable(付き合いやすい)、船内の通路を指す companionway と広がる。動詞化した accompany は「同行する」から「伴奏する」へ進み、accompaniment(伴奏)、accompanist(伴奏者)、unaccompanied(無伴奏の)が続く。パンを分け合う関係という一点から、主従・仲間・伴奏までが枝分かれしている。