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印欧祖語

*selh₂-

英語での現れ方

ラテン語 īnsula(島)=「周りから切り離された土地」が意味の軸。ここから insul の枝ができ、insulate(島のように孤立させる→断熱・絶縁する)・insulation・insulator が技術語に、insular(島国的な・視野の狭い)・insularity が態度を表す語になった。peninsula は paene(ほとんど)+ īnsula で「ほとんど島=半島」、insulin は膵臓の「島(ランゲルハンス島)」から取られた名。

イタリア語 isolato を経て英語に入ったのが isol で、isolate(隔離する)・isolation・isolated と、政治用語の isolationism(孤立主義)・isolationist が並ぶ。insulate は熱や電気を遮る技術的文脈、isolate は人・物を引き離す一般的文脈と使い分けるのが目安。同じ語根から出たとされるゲルマン語系の枝には silly(もとは「幸いな・無垢な」から意味が下がった)や solace(慰め)があり、意味の隔たりが大きいので綴りで結び付けようとしないこと。