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印欧祖語

*ǵʰelh₃-

緑の・黄色い

green or yellow

英語での現れ方

「明るく光る黄色から緑」を指した語で、色そのものの yellow と、その色の金属である gold(golden・gild「金を貼る」・gilt)が直系。ギリシャ語 χλωρός(黄緑)からは chlor が来て、chlorophyll(葉の緑)や、黄緑色の気体として名づけられた chlorine、そこから chloride・chloroplast が並ぶ。χολή(胆汁)由来の chol も「黄色い液」で、ゲルマン系の gall(胆汁)と同源とされる。

医学語では chol を見たら胆汁・胆嚢を疑うとよい(cholecystitis と gallstone が同じものを指すのは、語源が同じだから)。cholesterol は「胆汁の中の固いもの」が原義で、そこから切り出された sterol / sterone が steroid・testosterone・aldosterone・corticosterone という薬とホルモンの名前群を生んだ。arsenic も「金色の」を意味した語から来たとされ、色の名づけが物質名に変わった例が多いのがこの一族の特徴。