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印欧祖語

*mer-#-1

死ぬ

to die

英語での現れ方

「死ぬ」を意味した印欧祖語で、ラテン語 mors(属格 mortis)を経た mort が英語での主役。mortal(死すべき→致命的な)と immortal(不死の)が対を成し、mortality(死亡率)、mortuary(遺体安置所)、mortician(葬儀屋)、postmortem(検死・事後検証)と続く。mortify はもともと「(欲を)殺す」で、そこから「恥じ入らせる」になった。法律・金融の mortgage は古フランス語の「死んだ質」に遡り、完済か流れるかで質が終わる仕組みからの名とされる(mortgagee は貸手、mortgagor は借手)。

ラテン語の別系統では morbid(病的な)・morbidity、moribund(死に瀕した)が同じ場に集まる。ゲルマン語系の本来語が murder で、murderer・murderess・murderous と派生し、mort 系より生々しい語感を持つ。nightmare の mare は夜に人を押さえつける魔物の名で、この根に連なるとされる。

ギリシャ語では否定辞を伴った ἄμβροτος(不死の)から ambrosia(神々の食物)・ambrosial が生まれ、「萎れない」からは花の名 amaranth が出た。mor- を見たら「死」、a- が付いたら「死なない」と読むのがコツ。

この語源をもつ英単語 71 語

mort の形で現れる語 24

morb / mori の形で現れる語 4

murder の形で現れる語 6

mare / mara の形で現れる語 7

ambrosi の形で現れる語 3

形が綴りに残っていない語 27