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印欧祖語

*pewǵ-

突く・殴る

to prick, to punch

英語での現れ方

ラテン語 pungō(突く・刺す)を経由した punc / punct が中心的な現れ方で、punctuate(点を打つ→句読点をつける)、puncture(突き通す→穿刺)、compunction(心を突かれる→良心の呵責)、expunge(突き抜いて消す→抹消する)のように「突き刺す」イメージが意味の核になる。punctum(点)は「刺した跡→点」という転換。pungēns(突き刺す)の現在分詞由来の pung(pungent・pungency)は「鼻を突く」鋭い刺激を表す。

pugil(拳闘士)を経由した pugn(pugnacious・repugnant・impugn)は「拳で打つ→戦う」の流れ。pugnacious(好戦的な)、repugnant(打ち返す→反発する→嫌悪すべき)、impugn(攻撃する→非難する)がこの系統。pug(pug・pugilist)は短縮形で、もともと「拳」を指すとされる。

古フランス語 poindre(突く)を経由した point が最も多産で、針の先・地点・時点・論点など「突き出たところ・決定的なところ」を指す。checkpoint(検問所)、standpoint(立場)、flashpoint(爆発点)、pinpoint(正確に特定する)など、複合語が非常に多い。同じ系統で poign(poignant・poignantly)は「心を突く→痛切な」。

ギリシャ語 πυγμή(拳)経由の pygm / pigm(pygmy・pigmy)は「拳の大きさの人→小人」とされる。ゲルマン語系では punch(punch・puncher)が「打つ」動作を表し、wimpmugduckingfug などもこの語根とされるが、詳細は不確か。fuck 系統(fuck・fucker・fucking・motherfucker・fugly)は古英語 *fuccian とされ、同一語根の別義発展とされるが、これも確証はない。

point を見たら「どこを指しているか」、punct を見たら「突き刺す・点を打つ」、pugn を見たら「攻撃的に戦う」というイメージで捉えるのがコツ。

この語源をもつ英単語