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印欧祖語

*pékʷeti

料理する

to cook

英語での現れ方

中心の意味は「火を通す」。ラテン語 coquō(煮る)から、日常語の cook(料理する人・料理する)と、その周辺の cookbook・cookware・cookhouse・cookie が来ている。料理をする場所は kitchen で、小型の台所が kitchenette、道具類が kitchenware。フランス語経由の cuisine は「台所→その土地の料理法」、biscuit は bis(二度)+cuit(火を通した)で「二度焼き」を意味し、イタリア語の ricotta も「もう一度煮た」乳から作るチーズを指す。料理全般を形容する culinary(料理の)は、台所を意味するラテン語 culīna から。

完了分詞 coctus 由来の coct は硬い語を作る。concoct は材料を煮合わせることから「調合する→でっち上げる」、その名詞が concoction、煎じ出す方は decoction(煎剤)。焼成に使う窯の kiln(limekiln=石灰窯)も culīna に遡る語で、「火を使う場所」という共通の芯が見える。さらにギリシャ語 πέπων(日に照らされて熟した)から melon・muskmelon と pumpkin・pumpkinseed が入っており、「熟す」も広い意味で「火が通る」の一種としてこの語根につながっている。