印欧祖語
*ḱad-
落ちる
to fall
英語での現れ方
- cadcadence・cadenza・cascade・cadent
- cascase・casual・casualty・chance
- ciddecide・decisive・coincide・accident
- chchute・cheat・cheater・cheating
- cidentcoincide・coincident・accident・occident
「落ちる」を表す語根は、ラテン語 cadō・cadere を経て cad となり、cadence(落ちる動き→律動)、cascade(段を落ちる→滝)、cadent(落ちている)などに現れる。完了分詞 casus に由来する cas は case(落ちた状態・事例)、casual(偶然の)、casualty(偶然の出来事による被害)のように、起こった事柄や偶然の意味へ広がった。chance も同じ流れで、起こる可能性を表す語になった。
接頭辞と結びついた cid / cident では、「落ちる」ことから「起こる」「決まる」「沈む」などの意味が生じる。coincide・coincident は物事が一緒に起こること、accident は予期せず起こること、decide・decisive は判断を下して決めることを表す。occident は太陽が沈む西方に関係する。フランス語を経た ch には chute・cheat・cheater・cheating があり、音や綴りが変化している。