中期英語
-ioun
フランス語・ラテン語語根から名詞を作る
英語での現れ方
- ctionaction・actionable・inaction・counteraction・exaction
- stionquestion・questionable・questionably・questioning・questioningly・unquestionable・unquestionably・unquestioning・unquestioningly・unquestionableness
- ionrebellion・action・question
フランス語で -ioun と綴られていた名詞語尾が、そのまま中英語に入り、のちに ion の綴りに落ち着いた。役割ははっきりしていて、動詞の意味を「〜すること・〜した結果」という名詞に変える。action は「行うこと」、inaction は行わないこと、counteraction は逆向きの行い、exaction は取り立てること、rebellion は再び戦を起こすこと、question は問い求めること、と前半の動詞さえ読めれば意味が出る。
この語尾のもう一つの働きは、名詞を作ったあとにさらに派生を生む足場になることで、actionable(訴訟や対応の対象になりうる)、questionable(疑わしい)、unquestionable(疑いようのない)、unquestioningly(何も問わずに)のように、-able・-ly・un- が次々と付いていく。長い語に出会ったら ion の前でいったん切り、そこから前後を組み立て直すと構造が見える。なお ion の直前の子音は元の動詞の形で決まるため、ct・st など綴りごと覚えるのが早い。