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イタリック祖語

*skreiβō

刻む

to carve

英語での現れ方

ラテン語 scrībō はもともと「引っかいて印を付ける」で、そこから「書く」になった。英語では動詞が scrib、名詞・形容詞が完了分詞由来の script という対応がほぼ例外なく通り、describe↔description、prescribe↔prescription、subscribe↔subscription、transcribe↔transcript、inscribe↔inscription、conscript↔conscription と、動詞形を覚えれば名詞形が作れる。

意味を決めるのは接頭辞で、de-(下に書き写す→描写する)、pre-(前もって書く→処方・規定する)、sub-(下に署名する→定期購読・同意する)、in-(中に刻む→碑文)、circum-(周りに線を引く→制限する)、pro-(公示して禁じる)、trans-(写し取る)と読み解ける。script 単独では「台本・文字」、scripture は「書かれたもの→聖典」、scriptorium は写本室。早い時期にゲルマン語へ借用された層は綴りが変わり、shrift / schrift の shrift(告解)・festschrift(記念論文集)に残っている。