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印欧祖語

*ḱer-#-1

育つ・育てる

to grow, to nourish

英語での現れ方

ラテン語 crēscō(育つ・増える)が核で、creas / cresc の層は増減をそのまま表す。increase(中へ育つ→増える)と decrease が対、crescent は「育ちつつある月→三日月」、音楽の crescendo は「だんだん強く」。名詞形の crement も同じ発想で、increment(増分)・decrement・excrement(外へ出るもの)。accr の accrue・accrual・accretion は「付け加わって増える」で、利息や権利が「発生する」場面で使われる。

「作り出す」側の creō も同じ根に遡るとされ、creat の create・creation・creator・creature(作られたもの→生き物)・creative・procreate、そして recreation(作り直す→気晴らし)が並ぶ。con-(共に)+育つから出た cret / crete の concrete は「共に固まった→具体的な」で、建材の意味も同じ発想。sincere は「混ぜ物なく育った」からとされ、sincer の insincere・sincerity と広がる。crew も「増員された一団」を意味した古フランス語から来たとされ、aircrew・crewman に残る。cereal は穀物の女神の名からで、この「育つ」系統の縁語。