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イタリック祖語

*krinō

ふるい分ける・決める

to sift, to separate; to decide

英語での現れ方

出発点は穀物をふるいにかけて分ける動作で、そこから「見分ける・切り離す・決める」へ広がった。現在形に近い cern は concern(ふるい分ける→関わる・気にかける)と discern(見分ける)に残り、discernment・indiscernible・unconcerned のように派生する。concern が「心配」を意味するのは、「自分に関わるものとして選り分ける」からと考えると腑に落ちる。

過去分詞側の cret がいちばん語数が多い。secret(別に分けておいた→秘密)、secretion・secrete(分けて外に出す→分泌)、discretion・indiscretion(見分ける力→分別・裁量)、excrete・excretion(外へ分ける→排泄)、decree(決めたこと→法令)。secretary は「秘密を任された人」から役職名になり、undersecretary・secretarial と続く。名詞 crīmen はもともと「ふるい分けて突きつける告発」で、crime・criminal・criminality・criminology・incriminate、そして discriminate・discrimination(分けて扱う→区別する・差別する)がこの列に並ぶ。