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印欧祖語

*peh₂ǵ-

固定する・留める

to fix in place, to fasten

英語での現れ方

杭を打ち込んで固定する場面が手掛かりになる語根。ラテン語を経た pact(協定)、compact(ぎっしり詰まった)、impact(衝撃)には、固く結び付けたり打ち当てたりする感覚が見える。pale / pole の枝には、杭や棒を表す pale・pole、串刺しにする impale、旗ざおの flagpole がある。propagate は植物を挿し木などで増やすことから、考えなどを広めることにも使われ、propagation・propaganda と組にして覚えられる。

ゲルマン語の fast もこの語根に結び付ける説があるが、遠い由来には異説がある。現代の用法では fasten(しっかり留める)、steadfast(揺るがない)、colorfast(色が落ちない)に「しっかりした」という意味が見えるので、「速い」だけで覚えないのが大切。travel は「苦労する」を表す語を経て「旅する」になった語で、さらに「三本の杭でできた拷問具」へ結び付ける説がある。遠い語源の説と、今の意味をつかむ手掛かりを分けて覚えよう。