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印欧祖語

*bʰerǵʰ-

高く上がる・高い

to rise up, to be high

英語での現れ方

「高い」から「高い所=丘・砦」、さらに「守りが固い→強い」へ意味がつながったとされる語根。ラテン語で「強い」を表した語から fort の一群が出て、fort(砦)、fortify・fortification(強くする)、fortitude(不屈)、fortified が並ぶ。forc はその名詞形で、force(力)、forcible・forcibly、enforce・enforcement・enforceable(力で通す→執行する)、reinforce・reinforcement(補強する)、workforce。effort は「力を外に出すこと→努力」、comfort は「力づけること→慰め・快適さ」で、discomfort・uncomfortable・comforting・comfy まで日常語になっている。音楽の forte・fortissimo は「強く」で、強弱を両方出せる楽器 pianoforte が縮んだのが piano。

ゲルマン語側では「山・丘」の意味が生き、berg(berg・iceberg=氷の山)に残る。丘の上の砦がやがて町を意味するようになり、borough・burgh・burgher(町の住人)・burgess・bourgeois(町の人→市民階級)・bourgeoisie・burgundy のように、地名や身分の語を大量に作った。harbor はもともと「軍勢をかくまう場所」、borstal・barrow・burrow・bury も「覆って守る・隠す」側の意味に寄った語とされる。bergamot は北イタリアの地名から来たとされ、同じ「山」の語がイタリアで町の名になった例。