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印欧祖語

*gʰer-#-2

こする

to rub

英語での現れ方

語根は「こする・すりつぶす」で、そこから「粗い・ざらついた→大きい」へ広がったとされる。ラテン語 grandis から来た grand は grandeur・grandiose・grandstand のように「規模が大きい・堂々とした」を表し、家族語の grandfather も「一段上の」の意味。ゲルマン系の great は同じ発想の本来語で、greatness・greatly・greatcoat と使う。gro / gross や grit・grout は「粗い粒」の側に残った層。

もう一つの枝は「こすりつける→塗る」で、ギリシャ語 χρίω(油を塗る)から christ が来ている。christ は「油を注がれた者」の訳語、christen は「油を注ぐ→洗礼を授ける」、chrism は聖油そのもの。同じ語のラテン形からは cream(塗るもの→クリーム)が出たとされ、creamy・creamery・icecream もここに連なる。grim / grime は「ざらつき・すすけ」の側で、顔をしかめる grimace も同系とされる。cretin も christ の枝から出た語とされ、意外な広がりを見せる。

この語源をもつ英単語