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印欧祖語

*(s)péndeti

英語での現れ方

「吊るして垂らす」が原義で、そこから秤に掛けて重さを量る、量って金を払う、という順に意味が移った。垂れ下がりの側は pend に残り、suspend(吊るして止める)・suspension・suspense(宙づりの気分)、append・appendix・appendage、impending(頭上に垂れる→差し迫った)、perpendicular(錘の糸のように垂直な)。医学の appendectomy は「垂れ下がっているもの=虫垂を切る」。

支払いの側は pens で、pension・expense・compensate・dispense・dispensation・stipend が並び、いずれも「量って渡す」から出ている。pensive(心で量る→もの思わしげな)は例外的に「考える」の側に残った語。この語根が古い時期にゲルマン語へ借りられてできたのが spend で、spent・spending・spendthrift・overspend・underspend のように、いちばん身近な語として使われている。poise・equipoise(釣り合い)と peso・peseta(重さから来た貨幣名)も同じ家族。