EnglishBattle

イタリック祖語

*eō

英語での現れ方

この語根の中心は「行く」で、ラテン語 eō の分詞・名詞形から出た it がいちばん多い現れ方になる。接頭辞が方向を決める型がはっきりしていて、transit(越えて行く→通過)、exit(外へ行く→出口)、circuit(周りを行く→一周・回路)、introit(中へ入る)、initiate(中に入る→始める)、sedition(離れて行く→反乱)、obituary(会いに行く→死去の記事)のように、前半を読めば意味がほぼ決まる。transitive・intransitive(他動詞・自動詞)のような文法用語もこの列にある。

フランス語を通った形は iss になり、issue(外へ出る→発行・issuance・issuer・reissue)として日常語に残った。ambi は「周りを歩く」ラテン語 ambiō 由来で、ambient(取り巻いている)と ambition(票を求めて歩き回る→野心)が同じ語から出ている点が面白い。ほかにも perish(すっかり行ってしまう→滅びる)、sudden(下から不意に来る→突然の)、commence(始める)が語形の違う仲間で、綴りだけでは気づきにくい。it を見たら「どこへ行くのか」を接頭辞から読むのがコツ。