フランス語
dé-
逆転・除去
reversal or removal
打ち消し・除去の動詞を作る
英語での現れ方
- dedecal・deglaze・defile・defray・delimit・derail・decamp・demystify・detachment・debacle・debridement・decoupage・decollete・demarche・delimitation・derailment・delimited
- demoraldemoralize・demoralized・demoralizing・demoralization・demoralising・demoralised・demoralisation
- frayfray・defray
ラテン語 dis- を受け継いだフランス語の de(dé-)で、動詞の意味をほどく・外す働きをする。derail(レールから外れる→脱線する)、detachment(切り離すこと→分遣隊・超然とした態度)、decamp(陣を払う→急に立ち去る)、demystify(神秘のベールを剥ぐ)、debridement(縛りを解く→壊死組織の除去)のように、後半の名詞が「外される対象」になる。debacle は氷が割れて流れ出す情景から「総崩れ」へ、demarche は「歩み出し方」から外交上の申し入れへと意味が動いた。
注意したいのは、これらが英語の中で組み立てられた語ではなく、フランス語の動詞・名詞をまるごと借りた語だという点。分解して意味を作り直すより、decal(転写シールの略)、decollete(襟ぐりの深い)、decoupage(切り抜き細工)、deglaze(鍋底の焦げを煮溶かす)のように、語ごと覚えたほうが早い。fray(ほつれる)と defray(費用を負担する)のように、接頭辞の有無で意味が遠く離れる組み合わせもある。