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イタリック祖語

*rektos

まっすぐな・正しい

straight, correct

英語での現れ方

ラテン語 rēctus(まっすぐな・正しい)が核で、rect の層は「まっすぐに正す」意味が濃い。rectify は誤りを正すこと、rectitude は「まっすぐさ→清廉」、rectangle は「直角のある形」。方向を表す direct は dis-+rēctus で「まっすぐ向ける」から、動詞の direct(向ける・指揮する)と名詞 direction・director が生まれ、bidirectional・omnidirectional のように「向きがいくつあるか」を接頭辞で言い分ける。

同じ語が古フランス語で崩れた層が dressaddress。dress は「まっすぐ整える→身なりを整える→着せる」で、hairdresser・dressmaker・dressage はいずれも「整える」仕事。address は「まっすぐ向ける」から「話しかける」「宛先を書く」へ広がり、addressee は向けられる側。adroit は「右へ=まっすぐに」から「器用な」で、mal-(悪く)が付けば maladroit(不器用な)。綴りが離れていても、根には「まっすぐ」が通っている。