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印欧祖語

*(H)yeh₁-

投げる

to throw

英語での現れ方

ラテン語 iaciō(投げる)が合成のときに母音を変え、英語では ject の形で最もよく見える。project(前へ投げる→計画・投影する)、reject(投げ返す→拒む)、inject(中へ投げ込む→注入する)、eject(外へ投げ出す)、subject(下に投げる→従属させる・主題)、object(前に投げ出す→物・異議を唱える)。conjecture(材料を投げ合わせる→推測)、trajectory(越えて投げられた道筋)も同じ組み立てで、接頭辞が方向を、ject が「投げる」を担う。

母音が変わらない形では jac となり、adjacent(そばへ投げられた→隣接する)、subjacent、ejaculate(外へ勢いよく出す)がこれにあたる。フランス語を経た jet は jet(噴射・ジェット)、jetsam(船外へ投げた荷)、turbojet・ramjet に残り、「投げ出す」という原義がそのまま生きている。

意外な仲間が eas の一群で、ラテン語 adiacēns(そばに横たわる)が古フランス語 aise(ゆとり)となり、ease・easy・easily・easygoing、そして否定側の unease・disease(安らぎの無い状態→病気)へつながったとされる。year・yearbook や hourly・horoscope・horology も同じ祖形にさかのぼるとされる系統。ject を見たら、まず接頭辞を切り離して「どこへ投げるのか」を読むのがコツ。

この語源をもつ英単語