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イタリック祖語

*haβēō

持つ

to have, hold

英語での現れ方

軸になるのは「持つ・持ち続ける」。hab はその意味がいちばん見える形で、habit(持ち続けるもの→習慣)、habitat(持ち場→生息地)、inhabit(中に住む)、cohabit、habitation、habitual と続く。接頭辞が付いて母音が弱まると hib に変わり、prohibit(前に持ち出して止める→禁じる)、inhibit(内に押しとどめる→抑制する)、exhibit(外に持ち出す→示す)のように、「持つ」を「手で押さえる」方向に使う語群になる。

派生の dēbeō(人のものを持っている→負う)からは deb の debt・debit・debtor・debenture と、フランス語を通って柔らかくなった du の due(負っている→当然の・期日の)・duty・duly・undue・overdue が出た。ability・inability は「持ちやすい→扱える」を表した habilis 由来で、h が落ちている。behavior は英語の中で be- と have を組み合わせた語で、字義どおり「身の持ち方」。綴りがばらばらに見えても、「持つ」に立ち返れば意味がつながる。