EnglishBattle

イタリック祖語

*habēō

英語での現れ方

この家族を読むコツは、綴りが三つに割れていることを先に知っておくことにある。ラテン語形をそのまま保ったのが hab で、habit・habitat・habitation・inhabit・habitual・cohabit と「そこに居続ける」意味を担う。接頭辞が付いた語では母音が変わって hib になり、prohibit・inhibit・exhibit の三語が代表。どれも「持つ」に手の動きが加わって、止める・抑える・差し出すの意味になっている。

もう一方の流れがフランス語経由で、dēbeō(負う)から debt・debtor・debit・debenture、その形容詞側から due・duty・duly・undue・overdue が出た。「借りている→果たすべき」という筋道で、金銭と義務の語がここに集まる。avoirdupois(重さで量る商品)・devoir・endeavor はフランス語の「持つ」がそのまま化石化した形。behavior は英語内で作られた be + have で、「持ちよう」から「ふるまい」になった。ability も habilis(持ちやすい)由来で、h が消えて見分けにくい。