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印欧祖語

*tewh₂-

膨らむ

to swell

英語での現れ方

「ふくらむ」が核。医学語の tum(tumor「腫れ」・tumescence・tumefaction)と tuber(tuber「塊茎」・tubercle「小さなこぶ」→ tuberculosis)は文字どおりの膨らみで、tumult は「気持ちがふくれ上がる→騒然」と比喩に伸びた例。ゲルマン系では太い指を指す thumb と、それにかぶせる thimble が残る。

ギリシャ語 σῶμα(体)も「ふくらんだもの」とされ、chromosome・ribosome・lysosome の som はこの「体・粒」。somatic は「身体の」で、psychosomatic は心身にまたがることを指す。tutor・tuition の系統は「見守る」を意味したラテン語から来たとされ、面倒を見て育てる側の意味を担う。butter は牛の乳を固めたものを指すギリシャ語からで、そこで生じた酪酸にちなむ butane・butyl も同じ枝に連なる。