EnglishBattle

ゲルマン祖語

*anda-

向かって・対抗して・返して

against, facing; in return

「対して」「返して」の意を作る

英語での現れ方

ゲルマン祖語で「〜に向かって・〜に逆らって・返して」を表した接頭辞。ドイツ語の ent- やオランダ語の ant- にあたるが、英語では独立した形を失い、いくつかの語の頭に化石のように残っているだけである。answer(and + swaru「誓い」=言い返して誓う)、dread(and + rǣdan「諭す」=逆らって諭す→恐れる)、along(and + lang=〜に沿って)がその代表とされる。

コツは、接頭辞として使うのではなく、残った語の家族を押さえること。answer は answering・answerer・answerable・unanswered・unanswerable と派生が多く、dread は dreaded・dreadnought(何ものも恐れぬ→弩級戦艦)・dreadlock、along は alongside・longshoreman・singalong を作る。bind / bound の unbind・unbound も、否定の un- ではなく「結びを逆にする」古英語 andbindan から来たとされる点が面白い。